東京~名古屋


震災から2日目の朝、ほぼ徹夜明けのアタマで、一時的に東京から避難することを決意します。震災直後からネットで収集した原子炉の情報を総合的に判断した結果、近日中の破局的な原発事故が予想されたためです。この予想事態は12日の時点であったのですが、その当時はまだ楽観的だったのです。

しかし、政府と東京電力のあまりに遅く不正確な対応と、露出した燃料棒の空焚きがすでに十数時間以上も継続していたことから、いずれかの原子炉においてメルトダウンは避けられない、あるいはすでにメルトダウンしていると確信するにいたり、避難しないとヤバいと考えたわけです(関西方面に行けば、まどか☆マギカを最速で視聴できることもありましたが、それはまた別の話です!)。

ちょうどそれを裏付けるかのように、この日の朝には避難指示が半径20キロに拡大され、福島原発正面入り口では中性子が観測され、放射性セシウムも検出されていました。炉内の温度が2000度を超えたことはすでにテレビで伝えられていましたし、燃料棒は2800度で溶融し、崩壊熱によって数時間で自ら脱落することはネットで調べて分かっていたことなので、底に蓄積されたウラン燃料が断続的な再臨界を起こしているのだろうと考えました。あとは何が起きても不思議ではありません。


とりあえず西に行くため、新宿に出ます。関東を脱出する人たちで新宿駅はごった返しているかと思いきや、なんかわりとフツーでした。本格的なマスクをしている人たちも目につきません(花粉症のマスクをつけてる人はいました)。マスコミが流す情報と、ネット上の情報の差には、もう慣れていますが、命にかかわる情報でも差が出るのかと、改めてびっくりします。


細かい予定を立てずに出発し、まずは熱海に到着です。「観光地には自粛ムードが~」という言葉がすでに聞かれていましたが、駅前は主に高齢者の観光客でにぎわっていました。


ついで名古屋に到着。特に予定もないので、この日は名古屋に泊まりました。


ホテルのテレビをつけると、どの局も原発関連のものばかりです。それにしても21世紀の日本で「被ばくから身を守るには…」といった報道が、原発事故によってなされる日が来ようとは思いもしませんでした。目の前で見ていても、まるで現実感がありません。

ニュースを見たかぎり原発トラブルの進展には好転のきざしは見えませんでした。いつまで避難することになるのだろうと思いつつ眠りにつきます。


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