出国前に飲んでいたペットボトルの漫画があまりにも素敵でした。こういう他愛もないのに弱いです。
鹿児島から韓国のインチョン空港を経由して、フィリピンのセブに向かいます。
ちょうどオリンピックシーズンだったこともあって、インチョン空港では韓国の選手団らしき集団に遭遇しました。有名人ぽかったのでカメラを向けてみましたが、後日ルームメイトの韓国人に「この人の名前しってる?」と訊いてみたところ、「うーん、分からない。おそらく無名の選手だよ」とのことでした…。
トランジットでの待ち時間があったので、空港からソウルへ行けるA’REXの駅に向かいます。
A’REX車内の案内表示はこんな感じでした。
ソウルへ向かう途中のどこかの景色です。
しかし、ほとんどソウルには滞在することなく、急いで空港に戻ります。
ここで簡単な夕食をすませてから搭乗しました。
深夜セブ国際空港に到着しました。インチョン空港とのギャップにちょっと驚きますが、フィリピンは途上国なので仕方ありません。空港出口の雰囲気はやや怪しげですが、治安的な不安は感じませんでした(南国のため大人でも身長があまり高くないことが理由かもしれません)。学校のピックアップサービスを使って、マクタン島からセブ市内地に移動します。部屋に着くと、3人部屋のはずなのに誰もいません。とりあえず疲れていたので、さっさと寝ました(起きたらルームメイトが二人に増えていた!)。
最低限の荷物すら持たずに日本を出たので、翌8月11日(土曜)は地元のショピングセンターまで買い出しに。他の学生はスーツケースにギッシリ荷物を入れていましたが、現地で調達した方が安く簡単に揃えられると思います。しかし半年滞在の人間よりも、3ヶ月弱しか居ない人の方がたくさんの荷物を持っているのは面白いですね。この日は買い出しと、動画作成に費やしました。動画はサックリ完成したものの、ネット回線が貧弱すぎてアップできず。
後日アップした動画はこちら。
8月13日(月曜)は、オリエンテーションとレベル分けテストでした。このタイミングで同期の学生たちとの交流を深めます。「わざわざフィリピンまで英語を学びに来ている人間には、語学ができる人たちに特有の妙に鼻につく態度の輩が多いのでは?」と構えていましたが、幸いにもそういう人には遭遇しませんでした。わりとみんなフレンドリー。同期はおよそ15名、半数が日本人で、2名が台湾人、残りが韓国人といった構成でした。ちなみにオリエンは合計2時間超で、当然ながらすべて英語なので、「あ、英語をやりに来たんだった」と観光気分が抜けます。
レベル分けテストは、筆記、リスニング、スピーキングで、スピーキングの際には動画を撮影されます(この動画は卒業時にCD-Rに焼かれて手渡されます)。なお、レベル分けテストで緊張する必要ないです。7レベルに分類されますが、だいたいみんな一番下か、下から二番目のレベルに振り分けられるからです。参考までにTOEIC 700点の同期は、下から2番目のレベルに振り分けられました。自分も下から2番目でした。
8月14日(火曜)から、前日のレベル分けに従って授業が始まりました。70分のマンツーマン授業が3コマと、同70分のグループクラス(生徒数4人)が2コマです。一日トータル350分の英語学習というわけです。実はこの数字、スパルタコースと変わりません(スパルタでは50分が7コマ)。授業密度は一般コースの方が濃いとの話を聞いたので、必ずしもスパルタの方が力が付きやすいとは限らないように思います。ただしスパルタコースは、やたら規則が厳しいため生徒同士の結束が固く、傍から見ると楽しげです。ルームメイトはスパルタに在籍していた間に、Facebookのフレンドを50名以上も増やしていました。
そうそう、僕のルームメイトは日本人が一人、韓国人一人でした。気が向いたら韓国人とカタコトの英語を話せるので、バランス的にいい感じです。一人はWebエンジニア(24歳)で、もう一人は組み込み系のプログラマ(26歳)という、妙にIT寄りの人材が集まった部屋でした。
8月12日から16日の間に、ファーストインプレッション的なツイートをしていたので、それを以下に箇条書きします。
- ゴハンは無料で3度出て、そこそこおいしい
- ただし見たことのない料理が8割ほど
- 味付けはやや辛めだけど、気候的にちょうどいい
- 洗濯(週に3回)はスタッフがやってくれる
- 掃除もスタッフがやってくれる
- シャワーはお湯が出る
- 近所の治安は夜間でも悪くない
- 最寄りのセブンイレブンまで歩いて5分
- プールは21時まで入れる
- 校内のネットは不安定
- ネット環境はプリペイド式のUSB型Wifiアダプタを購入し自前で整備
- 使っている会社は現地のDocomo的な会社のSMART
- 水道水は飲めないものの、各階に冷水のサーバーが常備してある
- 各フロア入口にはガードマンが常駐していて寮内の治安は万全
- ノート、デジカメは電圧が対応していたので、変圧器は不要
- コンセントの形状は日本と同じで、変換コネクタも不要
- シティバンクのATMが日本語に対応していた
- モールまではタクシーで片道120円くらい。歩いて15分ほど
- 日本からの滞在者は学生とそれ以外が半々くらい
- 学生以外の滞在者には妙にソロ充が多い
- 生まれて初めて慶大医生を見た。都市伝説じゃなかったのか!
- 部屋は8階なので風がよく通り、エアコンは不要
- 湿度が低いので、日本の夏より遥かに過ごしやすい
- 先生の発音に懸念されてた現地訛りは感じない
- 会話速度は合わせてくれるのでパニクることもなし
- 先生は5人中4人が女性だった
- 基本的に男子生徒には女性の先生が、女子生徒には男性の先生がつく模様
- 先生と波長が合わなかったら、いつでも変更可能
- 発音の授業では70分ずっと発音の練習をやっている
- 叩き込まれてる感がハンパない
- 英語用のニックネームをつける必要がある
- 僕の場合はHarbieに決定した(苗字と名前の頭文字をくっつけた)
- あとからハービー・ハンコックとスペルが違うことに気づく
- 夏休みのため日本の学生が多いらしい
- 今シーズンの最高齢は55歳とのウワサ
- 物価は安い(タクシー初乗り80円ほど)
- ヨーロッパ同様、支払いで高額紙幣は嫌われる
ネット回線が貧弱だったので、プリペイド式のWifiアダプタを購入しました。10日間まで無料で接続できて、その後は1時間およそ40円の従量制です。
現地用の携帯セット。手前に写っているのは、約80円のSIMカードと約200円分のプリペイドカードです。ちなみに携帯本体の値段は1300円ほど。
部屋からの眺めはこんな感じです。緑と家屋のバランスが逆に未来風です。
それでは今回はこの辺で。