各国の英語特徴まとめ

したり顔で「正しい英語とは云々」と言ってる人を見るたびに、妙な違和感をおぼえていたので、本多信行さんの『世界の英語を歩く』を読んだら、だいぶスッキリしました。以下、同書から各国英語の特徴をまとめてみました。

シンガポール英語(Singlish)

特徴
名詞、形容詞、動詞などを反復して使い、程度、頻度、様態などを表現する。
日本語の終助詞「ね」「よ」「さ」等のように文末にlah(la)を付ける。
例文
Play-play, no money. Work-work, no leisure. Combination is better.
(遊んでばかりいるとお金がなくなり、働いてばかりいると楽しみが持てない。ものごとは中庸がいい)
Go lah.(行こうよ)

ブラック・イングリッシュ(アフリカ系アメリカ人の英語)

特徴
the/then/thatの発音がda/den/datになり、with/both/southはwif/bof/soufになる。
語尾のRは省略されるため、carはcaとなる。
子音連鎖の語尾はドロップするため、mindはmin’に、deskはdes’になる。
二重母音は短母音に変化するため、findとfond、oilとallは同じ音に聞こえる。
このような特徴があるため、islandは「アラーン」と発音される。
文の述部でbe動詞を使わないことがある。
例文
They walking to school.

アメリカ英語

特徴
新しい表現を他の言語から取り入れる。
地域や階級によって異なる。
例文
Muchas gracias.(ありがとう)
De nada.(どういたしまして)
May I axe a question?(askをaxeと発音する田舎言葉がニューヨークに進出したもの)
I’m reading the newspaper.(中間階層による「新聞を読んでいる」)
I’m readin’ paper.(労働社会層)

インド英語

特徴
文字通りに発音する(Wednesdayを「ウェドネスデー」、sillyを「シルリー」等)。
疑問文をyes/noで組み立てる。
すべての付加疑問をisn’t it? とすることがある。
再帰代名詞やonlyを強調に用いる。
haveやknowに進行形を使うことがある。
例文
You are from Japan, yes?
He was helping you, no?
They are coming tomorrow, isn’t it?
It was God’s order itself.
You must be knowing my brother.

マレーシア英語(Malenglish)

特徴
可算名詞と不可算名詞の区別はあまりない。
過去形が過去完了の代役を務める。
一般英語とは違う使い方をする語句がある。
英語とマレー語の合成表現が沢山ある。
例文
Give me a chalk.
He called a cab by the time we arrived.
Please open the TV.(テレビをつけて下さい)
Got jalan.(コネがある。jalanはマレー語で「道」)

ブルネイ英語

特徴
マレーシアやシンガポールの英語とよく似ている。
代名詞をあまり使わず、同じ名詞を繰り返す。
未来を表す場合に仮定法のwouldを使うことが多い(ブルネイはイスラム教国。未来の出来事は「アラーの神の思し召しがあるならば」)。
例文
Students are invited to the ceremony which would be held in the Staff-Student Centre.

フィリピン英語

特徴
アメリカ製品の固有名詞を普通名詞にする用法がある。
タガログ語の影響が見られる(タガログ語ではgo/comeやtake/bringの区別をしない)。
規則的な造語パターンがある。
デラサール大学のマリア・バウティスタ教授の調査によると、フィリピン人の96.5%が「フィリピン人が自国で英語を使いやすくするために、アメリカ英語を修正する権利を持つ」と考えている。
例文
Go here.
Go down form the bus.(バスを降りる)

西アフリカ英語

特徴
アクセントは終わりから三番目の音節に来る。
fater/motherを親戚の意味で使う。
例文
He is staying with his fathers.

東アフリカ英語

特徴
母音が五つなので、bad/bard/bird/budは同じように聞こえる。
語頭破裂音の前に、mblood、mdarkと鼻音が付くことがある。

南アフリカ英語

特徴
否定疑問文に対する答えが、問いの内容の成否に依存する。
例文
Did’t you find it? Yes, I didn’t. / No, I did.

カナダ英語

特徴
発音がイギリス英語とアメリカ英語の中間で、「クセ」が少ないとされる。
ケベック州の英語はケベック英語と呼ばれ、フランス語の影響がある。

イギリス英語

特徴
英語教材の売上が12億ポンドとも言われている。
ただしReceived Standard Englishを体系的に話すイギリス人は、人口の2%ほどである。
アメリカ英語に対して批判的であり、イギリスの古い用法がアメリカで使われていた場合には「植民地の遅れ」と呼ぶ。
例文
I demanded he should leave.(イギリス式)
I demanded he leave.(アメリカ式)
A rolling stone gathers no moss.(英解釈:ひんぱんに商売を変える人は大成しない。米解釈:活動的な人はいつもフレッシュ)

ロンドン英語(Estuary English)

特徴
語頭以外でLが母音化する(footballは「フーボウ」、willは「ウィウ」)。
語中でTが声門閉鎖音になる(butterは「バッア」)。
THがFになる(birthはbirfに、thinはfinと発音する)

オーストラリア英語

特徴
発音の種類は、洗練型、一般型、通俗型に分けられる。
語句を短くする。
例文
Ta(Thank youのこと)。
Ta-ta(Goodbyeのこと)。
I am going home to die.(todayの発音がto dieに聞こえる)。

来日したネイティブの英語

特徴
日本語の終助詞「ね」「よ」等を使う。
例文
I like sushimi, ne.


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One Response

  1. chojnow より:

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