Wikipedia入門(初心者用3時間コース)

Wikipediaはハードルが高い?

日頃お世話になっているWikipediaですが、実生活で「私はWikipedianです!」と名乗る人に出会ったこともなければ、「Wikipediaやってます!」とアピールしているブログにもなかなか出会いません。そういう性格の人はそもそもWikipediaを編集していないという事情もあるでしょうが、アクティブユーザー数で見るとレアキャラなのでした。誰にでも開かれているようでいて、妙に敷居が高そうなのが、このユーザー数の少なさに反映されているのかもしれません。そしてWikipediaのハードルが高そうに見える理由は、おそらく次の5つに集約されます。

  1. 複雑怪奇なヘルプ体系
  2. カタめの文体
  3. プログラム風の独自記法
  4. 多種多様なテンプレート
  5. 新人に厳しそうなコミュニティ

でもこれは誤解です。順番に潰していきましょう。

Wikipediaは怖い? 怖くない?

【1.複雑怪奇なヘルプ体系】
Wikipediaのヘルプ目次からリンクを辿ってすべて読もうとすると、2時間もしないうちに挫折してしまうことでしょう。第一どこまで読んだか分からなくなりますし、どこまで読めばよいのかすら分からなくなります。軽く500ページ以上のリンクが縦横に埋め込まれているので、当然といえば当然の反応です(仮に1ページ15分で読んだとしたら…)。ヘルプは必要最低限のところに目を通し、あとは必要に応じて活用するのがベストです。しかし「必要最低限のところ」が、どこなのか分からないのがクセモノです。でもご安心。この要所は順次とりあげます。

【2.カタめの文体】
これは実はそんなに難しい話ではなくて、常識あるテキストを常体で書けばよいだけのことです。とりあえずガイドブックと、五本の柱方針とガイドラインウィキペディアは何ではないか著作権をメモしながら読んでおけば、文章を書く上での問題は解決するはずです。
「えー? これ全部に目を通さないといけないの?」と思われる向きもあるかもしれませんが、これでも厳選した上でかなり絞っています。1時間もあれば読めるはずなので、ささっと読んでしまいましょう。ちなみにこのエントリは、3時間でWikipedianを目指す「超高速」コースです。「たったの1時間で文体問題が解決する」と思えば気楽なものではないでしょうか。

【3.プログラム風の独自記法】
Wikipediaには独自の記法が用意されていて、一見したところプログラム風です。でも「自分プログラムぜんぜん駄目だわ。HTMLもExcel関数も分からないし…」と肩を落とす必要はありません。覚えなくてはならない記法はそんなに多くありませんし、覚えなくてもどこかにメモしておけば済みます(必要最低限の記法は後で説明します)。
適当にWikipediaの記事を開いてみて、ページ右上の「編集」タブをクリックしてみましょう。表示が「閲覧モード」から「編集モード」に切り替わって、Wikipediaの裏側がのぞけます。モードを「編集」と「閲覧」でパチパチ切り替えて表示の変化に注意してみると、ものすごく単純な文字装飾(のようなもの)が行われているだけなことに気づくでしょう。

【4.多種多様なテンプレート】
Wikipediaには沢山のテンプレートが用意されていて、記事のセクション構成もジャンルによって差があります。これをすべて頭に入れようとすると、きっと挫折します。これもヘルプ利用と同じ要領で、必要なテンプレートを必要なときに使えれば問題ありません。書きたい記事が属するジャンルから、任意の記事を開き、「編集モード」でどのようなテンプレートがどのように使われているかを確認できれば大丈夫です。あとは新たに記事を書く際、そこからテンプレートをコピーしてきて、中味をアレンジしたらよいわけですから。

【5.新人に厳しそうなコミュニティ】
せっかく何時間もかけて記事を書いたのに、「この記事は独自研究である」とか「検証可能性を満たしていない」とか「中立的な観点で書かれていない」とか突っ込まれると、ヘコみますよね。場合によっては問答無用で削除されることもありますし…。こういう目にあわないように、【2.カタめの文体】で紹介したリンク先はきちんと読んでおきましょう。そこをしっかり頭に入れておけば、「ちょっと出直して来い」的な洗礼を受けずにすみます。
ちなみに僕の感覚では、アイドル、アニメ、軍事、芸能人、ゲーム、マンガその他サブカルの分野で、新人チェックが厳しいような気がします。こういったジャンルでは、年少者がヘルプをろくに読まずに記事を立てることが多いからかもしれません。ちなみに学術系では慢性的に人手不足な感じなので(未翻訳の記事がそれこそ百万単位で転がっています)、語学に自信のある方はどんどんWikipediaに参加してみてくださいな。

さあ、これでWikipediaに関する誤解はなくなったでしょう。次は記事投稿までの手順に移ります。

投稿時に注意すべき10項目

まずはチュートリアルに目を通して、ウィキペディアのアカウントを作りましょう。アカウントがあると、自分用のページで記事のプレビューを確認できたり、個人的なメモを残せたりして、何かと便利です。
さて、それでは記事をWikipediaに投稿する前に最低限チェックすべき10項目を順番に見ていきます(※記事の内容はWikipediaの基準を満たしていて、またWikipediaにその記事はまだ書かれていないものとする※)。なお各項目内にあるリンク先ページも読むようにしてください。編集時、Wikipediaにおける書き方全般に関しては、こちらを参考にするとよいでしょう。

【チェックその1】
冒頭の一文で、記事で取り扱っているものが何であるかを、簡潔に定義できているか確認しましょう。また、その文中で記事名を3つのシングルアポストロフィーで囲って強調表示するのを忘れないようにしましょう。

【チェックその2】
記事を適切なセクションで区切っていきましょう。セクションの記法はここを参照してください。頻繁に使うセクションの書き方は、「==セクション名==」です。なお、セクション構成やセクション名は、その記事が属するカテゴリの他の記事を参考にするとよいでしょう。

【チェックその3】
出典セクションないし脚注セクションを必ず用意しましょう。これが欠けていると、いざ投稿する際、フィルタリングに引っかかって、投稿がキャンセルされてしまいます。このことを知らないと、「キャンセルされたのは誰かが記事をリアルタイムで監視しているから?」などと思ってしまうかもしれませんが、実際にそんなことはありません。
ちなみに脚注の書き方は、ちょっとややこしいので、脚注が使われているページを編集モードで開いてみて、それを参考に書き方を覚えるのが近道でしょう。

【チェックその4】
記事内のリンクを充実させましょう。リンクの書き方は色いろありますが、基本的なウィキリンク(Wikipedia内の他の記事への内部リンク。記法「[[リンク先の記事名]]」)と、その応用であるパイプ付きリンク(表示させる文字とリンク先の記事名を別々にしたリンク。記法例「[[リンク先の記事名|表示させる文字]]」)を覚えれば、だいたいは対処できます。それ以外の細かなリンクの書き方は、必要に応じて書けるようになれば問題ありません。

【チェックその5】
他の言語で書かれた記事への言語間リンク(記事の左サイドバーに表示されるWikipedia内でのリンク)を貼りましょう。一般に英語版Wikipediaの言語間リンクが一番充実しているので、その記事から拝借するとよいでしょう。記法は「[[de:言語間リンク]]」「[[en:言語間リンク]]」といった具合です(独語と英語に記事があった場合)。

【チェックその6】
その記事が属するカテゴリ(記事の下に表示されるWikipedia内でのリンク)を登録しましょう。これもまた記事が属するジャンルの、他の記事で登録されているものを参照するとよいでしょう。基本となる記法は「[[Category:カテゴリ名]]」です。
なお、言語間リンクやカテゴリに多少の漏れがあった場合、それに気づいた誰かが追加してくれることがあります。他人を頼りすぎるのはダメですが、最初から完璧な記事を目指すあまり、神経質になりすぎて、せっかく書いた記事の投稿をやめてしまうのも、好ましいとは思えません。

【チェックその7】
記事のフリガナをソートキーとして登録しましょう。この時、仮に「ページ」という記事名であるなら、「へえし」で登録するようにしてください。また人名は「姓 名」の順として、姓と名の間にはスペースを入れます。
なお、記事は複数のカテゴリに登録されることが多いので、個人的にはDEFAULTSORTを使うことが多いです。この記法は「{{DEFAULTSORT:そおときいめい}}」というものです。

【チェックその8】
編集ページの下部にある編集内容の要約欄に、記事の概要ないし編集内容を必ず記入しましょう。

【チェックその9】
プレビュー表示で、入力した内容が適切に反映されているか確認しましょう。誤字脱字がないかリンクは正確に動作するか等、ここでじっくりチェックします。投稿した後で頻繁に更新するのはNGですから念入りに(もし万が一、何らかのミスを投稿後に見つけた場合、「これは細部の編集です」にチェックを入れて更新します)。
問題なさそうですか? それなら最後にチェックシートで確認しましょう。ちゃんとクリアしていたら、いよいよ投稿ボタンを押します。

【チェックその10】
投稿が完了して、記事がきちんと反映されたのを確認します。これで記事の編集自体は完了です。おつかれさまでした。
しかし、もうひとつだけやるべきことがあります。索引への登録です。忘れがちなのでご注意を。

さて、これで記事の投稿はおしまいです。熟読したならウィキペディアを編集する必要最低限の知識は得られたはずです。細かい知識はヘルプを活用する過程でおいおい補ったり、またWikipedia内で気になる表示があったら書き方を調べたりすることで、やがて一人前のWikipedianになれることと思います(僕もまだまだですけど)。


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