「じっすん!!」 PCのモニタ上に実寸大の画像を表示

クリスマスイブイブに暇を持てあまして、写真などの画像をPCのモニタ上に原寸大、実寸大、等身大で表示することのできるデモページ「じっすん!!」を作りました。

ご存知のように、パソコンのディスプレイはインチ数と解像度がまちまちですし、1ドットあたりの物理的なサイズもメーカーによって異なりますし、ユーザーの設定によって解像度も違ってくるため、あらゆる環境において実物大の画像をモニタ上で正確に表示することは、とても困難です。

そのため多くの場合、モニタ上に表示される被写体のサイズは、工夫をこらしても実物大に近いものか、特定の環境下でのみ正確性が保たれているものにすぎず、実際の大きさは寸法などを頼りにユーザーが脳内でイメージを組み立てるしかありません。

けれども、万人が大きさを正確にイメージできるわけもなく、また手に持ったときのディティールのバランスを知るのも難しく、さらには靴などの商品の場合には寸法が書いてあったとしても国内外メーカーによってサイズが微妙にちがっていたりして、結果としてネット通販等において痛い目にあうことがあります。

これは不便です。どうして「このくらいの大きさです」ではなく、「これが原寸大です」という表示をパソコンの画面に出すことができないのでしょう? 何とか解決策を見つけたいところです。

そこで目に入ったのが一円玉です。入手しやすく、直径2センチで、水平にも垂直にも置くことができる優秀なモノサシです。これをAR技術のマーカーのように使うことを思いつきました。やり方はとてもアナログです。一円玉がいっしょに写った画像を用意し(定規でもかまいません)、ユーザーはディスプレイ前に一円玉をかざして、ブラウザ側のスライダ調整で原寸大表示を実現します。

さすがに通販サイトなどで毎回この作業をするのは面倒なので、ユーザーが調整したスライダの設定値をcookieに読み込ませておきます。通販サイト側ではすべての商品に関して同一フォーマットで写真を用意しておきます(※)。すると、初回の計測だけで、すべての商品を原寸大でユーザーのモニタに表示させることができるようになります。例えばの話、Amazonにこの機能が実装されたとしたらどうでしょう。かなりのインパクトを持たないでしょうか。

※すでにデジカメメーカーは優れた顔認識機能を持っているので、一円玉を認識させるくらいの技術開発は朝飯前でしょう。あとは被写体の撮影条件を固定させてしまえば、すぐにでも同一フォーマットでの撮影はできてしまえるはずです。

ちなみにこの発想の源は、「ネットの都合に現実を合わせる」のではなく、「現実の都合にネットを合わせる」というスタンスにあります。今のところIT業界では、「ネットの都合に現実を合わせる」が主流になっていますが、長期的には廃れるトレンドだと思います。

さらに余談ですが、デモページ名が「じっすん!!」になったのは、職場でけいおん!の曲が流れていたのが潜在意識に働いたからではないかと(参考)。


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